命式に持つ星と、大運のバランスで体調面に影響が出やすい時期、病気になりやすいタイミングがわかります。
今回は、運気の流れが実際に、人の体にどんな影響を与えるのか?
芸能人の星野源さんの命式を例に、説明していきます。
大運から病気になりやすい時期がわかる
こちらが星野源さんの命式です。
ご存知の方も多いと思いますが、星野さんは過去にくも膜下出血で二度、芸能活動を休止されています。
一年療養して、仕事を復帰したら再発してしまいました。
くも膜下出血だとわかって、活動を休止したのが、2012年の12月。
星野さんが31歳の時でした。
この時の運気を見てみると、大運が壬辰。
さらに、2012年は壬辰の年でした。
大運と流年運が同じ干支になる、干支併臨のタイミングだったのです。
干支併臨の時というのは、吉凶が大きく出る時となります。
良くも悪くも、思いがけない出来事が起こりやすい時期です。
すごく嬉しいこと、発展的なことが起きるときでもあり、どん底に落ちるような衝撃的な出来事が起こるときでもある、大きなターニングポイントです。
さらに、2012年12月は、壬子の月でした。
大運、流年運、月の干支と壬が3つ揃っていました。
日干が火の五行の人にとって水の運気は厄介
星野さんの命式を見ると、日干が丙で丑の月に生まれています。
丑は、冬なので旺相死囚休だと、火は死になりますが、星野さんは1月28日生まれなので丑月でも土用の期間に生まれています。
身中の人となります。
日干の上下左右を見ると、日支蔵干が丁で同じ火の五行なので支えあっています。
隣の月干は己なので、火が土を生み出す関係だから力を消費することになります。
生まれた時間がわからないので、時柱はわかりませんが、音楽活動と俳優業という表現者として活躍されているので、印星を持っているのでは?と思います。
印星なら、時干は甲か乙になるので、木生火で丙に力を与えてくれることになります。
でも、ここが陰の火で、隣に力を漏らしていることもあり、あまり強い丙ではないですね。
身中でそこまで強い丙ではないので、運気で自分と同じ火や生み出してくれる木が巡ってきた方が命式内の五行のバランスが取れます。
逆に、自分を剋する水や自分が剋しにいく関係の金、自分が生み出す土がくると身体面で不調が出やすくなります。
それも踏まえて考えると、2012年にくも膜下出血になったタイミングは、壬のトリプルなので火が完全に消されてしまうようなとても苦しい運気となります。
12月は、壬子の月で、星野さんの日干支「丙午」と天戦地冲の関係にもなっていますね!
大運と流年運が干支併臨となっていて、天戦地冲も重なっている。
これはかなりきついです。
そして、くも膜下出血のような血液や血管に問題が発生する時というのは、水によって五行のバランスが崩される時におきます。
日干の丙が水に消されるという五行の関係が、そのまま体に出たことがわかります。
水というのは、病気や怪我に大きく影響してきます。
星野源さんのくも膜下出血が再発してしまった理由
2013年2月に仕事復帰した星野さんですが、4ヶ月後の6月に、くも膜下出血が再発してしまいます。
この時、32歳でちょうど大運が切り替わって、さらに30年ごとの接木運も切り替わっています。
32歳からの30年間は、火の30年に突入したんですが、32歳から42歳までの10年間が癸巳なので、また水がきています。
火が旺じる30年でも、大運で水の干が来ていたら火の威力は弱まります。
星野さんの丙をサポートしてくれる力が、足りません。
さらに、2013年は癸巳の年だったので、またまた大運干支と流年干支が同じ、干支併臨となっています。
癸は陰の水と言っても、丙が弱っているところにくれば、もちろん剋される力も強くなります。
癸の攻撃を受け、2012年と同じようなことになってしまったのです。
2年連続で、干支併臨を繰り返し、体にダメージをくらったけれど、無事に治療を終え芸能界に復帰された星野さんはかなりのチャレンジャーな魂の持ち主だと言えます。
なんとか持ちこたえ、復帰後は歌手としても俳優としても一気にブレイクされました。
接木運が火の30年なこと、大運干支が巳で火の五行だったことで踏ん張れたのかもしれません。
どちらにせよ、本当にすごい方ですね。
このように、運気で巡ってくる五行によって、人の体は大きく影響を受けることになります。
星野さんのように、干支併臨と自分を剋するような相性の星が重なる時は、特に注意が必要となります。