日座中殺とは
日座中殺は、60干支の中でも2つの干支しか該当しません。
「甲戌」もしくは「乙亥」を日柱に持つ人が、日座中殺となります。
日座中殺の芸能人と言えば、ムロツヨシさん。
ムロツヨシさんは、幼少期複雑な家庭環境で育ったそうです。
そして、一浪して東京理科大学・理学部数学科に入ったというかなりの高学歴の持ち主ですが、3週間で中退して俳優養成所に入所しました。
ムロツヨシさんが俳優として、注目を浴びるようになったのは35歳を過ぎてから。
舞台などで頑張っていたようですが、なかなか芽が出なかったんですね。
日座中殺の人は、家庭運や結婚運に難ありという宿命です。
そして、仕事面でも結果が、評価されにくい傾向があります。
ムロツヨシさんの人生は、日座中殺の影響がそのまま出ていると言えるのではないでしょうか。
日座中殺の人の結婚
日座中殺の人は、組織や枠組みに入らなくても、ひとりで生きていけるような才能を持っている人なので、家庭という場所も不安定になる宿命です。
両親と子供がいて、穏やかな家庭。
夫が大黒柱になって、家族を支える。
そういった場所を、持つことが困難になります。
家庭という枠組みと、縁が薄い人なのです。
晩婚になりやすいでしょう。
夫婦ふたりだけの時はなんとか関係を保てても、子供が生まれると家庭内に問題が起きやすくなります。
そのため、離婚しやすい傾向があります。
日座中殺をもつ人は、世間一般でいう「普通の家庭」を目指さない方が良いでしょう。
結婚しても、別々に暮らすなど、自由な結婚スタイルや、友達のような夫婦関係の方がうまくいきます。
年齢が15歳以上離れている相手や、海外での生活なども向いているとされます。
日座中殺の人の仕事
日座中殺は、仕事面にも影響が出ます。
頑張ってもその努力が評価されにくく、結果が出にくい人となります。
組織に属したり、人と比べられる環境では、正当な評価を得られず不満が溜まりやすいです。
昇格昇給などのシステムで、損をしやすいでしょう。
どちらかというと、専門家や職人、芸術家など自分の腕で勝負できる世界が合っています。
独自の世界で、人々を魅了するものを創っていける人です。
また、スタートダッシュや周りを巻き込む力に優れています。
勢いがあるので、思い立ったら即行動し、軌道に乗せることができます。
起爆剤のような働きができるでしょう。
日居中殺とは
日居中殺も、60干支の中で2つの干支しか該当しません。
「甲辰」もしくは「乙巳」を日干支に持つ人が、日居中殺となります。
日座中殺と日居中殺の違いは、異常性が現実に出るか、精神面に出るかです。
日座中殺は、家庭や結婚、仕事、結果が出にくいなど、現実に起こる出来事がイレギュラーな展開になりがち。
それに対して、日居中殺は精神面に異常性が出ます。
日居中殺の芸能人と言えば、田中圭さん。
日居中殺の特徴は、意識は高いのに自分の行動がうまくコントロールできず、暴走しやすいことです。
高貴な精神を持ちつつ、行動は荒々しいという特徴があります。
老成した考え方をする一方で、無邪気な子供のような行動を取ることがあるでしょう。
強さと弱さが極端に出やすいので、精神面で、常に戦いが起きているような、気持ちが落ち着かない状態となります。
そのため、気苦労の多い人生になりがちです。
田中圭さんは、いくつになっても若々しく、少年のような無邪気さがありますよね。
それが、人をひきつける魅力になっていますが、もしかしたら見た目にはわからない、苦悩を抱えているかもしれません。
日居中殺の人の生き方
日居中殺を宿命に持つ人は、気苦労の多い人生となります。
精神面で強さと、激しさを持った宿命なのです。
客観的で、冷静、観察力に優れていて、冷めたものの見方をする傾向があります。
ただ、その精神がそのまま現実に出るのではなく、真逆の行動をとってしまうことが多いでしょう。
頭ではダメだとわかっていても、衝動的に動いてしまうようなところがあるのです。
周りからは、不思議な人だと思われ、本人もギャップに苦しむことも。
真面目で一生懸命、働き者ですが、反省から学ぶことが苦手で、うっかり同じ失敗を繰り返すこともあります。
その分、言いたいことはズバッという強さがあるでしょう。
改革を必要としている場所では、重宝される能力です。
芸術的才能、美的センス、タレント性、音楽面などで飛び抜けた才能を持っています。
その才能を活かすことが、人生を切り開くきっかけとなります
また、親との縁が切れやすいという特徴もあります。
親元を離れた方が、人生が安定する人も多いです。