2023年は癸卯の年
2023年は癸卯の年です。
2022年は壬寅の年でしたが、また水の五行が続きます。
壬が陽の水、海のような大きな水、大きな流れに対して、癸は雨・小川となります。
小さな水、一点集中する水の年となります。
同じ水の五行でも、陰陽が違うと性質、影響が違います。
2022年から寅・卯・辰の春の3年間というサイクルに入りました。
水と寅(春)が相まって、再生、復活、色々なものが、新たな方向性に向かって動き出す年となりました。
2023年は、同じ水でも四方に広がる水ではなく、一定方向に突き刺すような水です。
色々広がりすぎたものが、淘汰されていく年となります。
癸は、三又の矛の象形文字で、攻撃的な武器という意味もあります。
スパッと終わりになったり、余分なものが削ぎ落とされたり、減らしていくことになるでしょう。
癸にははかる、見積もるという意味もありますから、新しい計画が実行される、古いルールが一新されることになりそうです。
今まで当たり前に使ってきたシステムが、この先ますます廃止され、新しいものが定着していくことになるでしょう。
いつまでも古いやり方や、古い考え方に固執していると取り残されてしまうということですね。
日干支が「癸卯」の人は大変化の年
癸卯の年なので、日干支が「癸卯」の人は、大きな変化の年となります。
自分と同じ干支が巡ってくるのは、60年に一度のタイミングしかありません。
2023年の次は、2083年ですから、それだけ特別感があることがわかりますね。
自分と同じ干支が巡ってくるタイミングというのは、生まれ変わりを意味し、今までと同じ状態ではいられなくなります。
大なり小なり、変化を余儀なくされます。
結婚をして生活がガラッと変わる人もいれば、逆に離婚、別れを決意する人、仕事を変えたくなる人、何か新しいことを始めたくなるもいるでしょう。
半ば強制的に、動かざるを得ない状況になる人もいます。
体調を崩したり、何か衝撃的な出来事があって流れを止められるようなこともあります。
癸酉の人は流れがストップする年
「癸酉」の方は、卯酉の冲となります。
納音の年と言って、流れが止まる、強制終了などが起きます。
卯と酉は金と木の五行なので、自ら切りにいく、捨てにいく、終了する流れになりやすいです。
この年に切れたものは、捨てるべきものだったと思った方が良いでしょう。
無理にしがみつかない方が、次のステージにスムーズに進めますし、心の回復も早くなります。
日干支に癸酉を持つ人に、最も影響が出やすいですが、月柱もその次に影響を受けます。
月柱に持っている人は、仕事面、社会的な立場、人によっては家庭環境などに影響が出ることになります。
覚えておくと心構え、前持った行動ができると思います。
60年に一度天戦地冲を迎えるのは「丁酉」と「己酉」
癸卯と天戦地冲になる干支を持つ方も、2023年はターニングポイントになります。
2つありますが、「丁酉」と「己酉」です。
天戦地冲セミナーを受けて下さった方はお分かりだと思いますが、
丁酉が受け身の天戦地冲
己酉が攻めの天戦地冲
となります。
ダメージを受けやすいのは、受け身の天戦地冲の丁酉の方です。
なかなかハードな1年になりますので、健康管理をしっかりしたり、ストレスを溜めすぎないように、今のうちから心がけておいてください。
また、受け身の天戦地冲だから、絶対に不幸なことが起こる!ということではありません。
10年おきに移り変わる運気のサイクルで言うと、
2023年は水で火を消されるタイミングで、10年間の中でも後退する、落ちる時期です。
さらに地支も冲の関係となる天戦地冲の年となると、体や心に疲れが出やすくなります。
人生山あり谷ありと言いますが、谷の部分ですね。
2022年が壬の年で、丁の人にとっては干合の年だったので、意外な進展があったり、思った以上にうまくいったという人や素敵な出会いがあったと言う人も多いかもしれません。
その翌年が、癸の年となるため、差が大きくビックリしてしまうこともあるかもしれません。
休息期間だと気持ちを切り替えてみてくださいね。
火が強ければランクアップできる
陰陽五行の視点で見ると、丁と癸というのは蝋燭の火と雨の水なので、良い関係とはされませんが、丁から見る癸は偏官に位置します。
偏官はガッツ、歯を食いしばって頑張る力、我慢する、耐える力の源になります。
身強の丁だったり、火の要素が強い命式の人であれば、癸に対しても対抗していけます。
自分の正義を貫くことができたり、悪く言われたり、理不尽なことがあったとしても、立ち向かっていくことができるでしょう。
戦いを挑むように、苦手なものをクリアできる年となります。
ちょっと攻撃的になるかもしれませんが、自分の役割を果たしてランクアップできそうです。
成長のチャンスですね!
プライベート、仕事面などで辛いことがあったり、なんで私ばっかり…と思うことがあったとしても、最終的には勝利を得るような、一発逆転の年となるかもしれません。


