混沌としている世の中ですが、四柱推命でみた未来はどうなっているのか?
どんな流れで進んでいくのか、この先5年間を未来予測していきます。
2022年から2026年までの流れ
まず、今年2022年からどんな風に、時が流れていくかというと
2023年…癸卯の年
2024年…甲辰の年
2025年…乙巳の年
2026年…丙午の年
で、水→木→火の順となります。
2022年は水の年ですが、水から木に流れ、木から火に繋がっていきます。
水は五行の中のはじまりです。
五行は木火土金水で言うのが一般的ですが、実は水からスタートします。
生命の誕生も、海の中から始まっています。
微生物からだんだんと進化していって、やがて人間になったと言われるように、水があってはじめて動き出すということです。
だから水は新たなスタート、今年2022年は再スタートのタイミングです。
確かにコロナからの流れが変わって、規制が緩くなって、そのかわり戦争が始まって、物価がどんどん高騰し始めるという、また新たな流れが始まっています。
ちなみに金は変容なんですが、これまでの流れに変化が起きたのが2020年、庚の年からでした。
そして、木の五行で成長のステージに切り替わります。
水から新しい流れがスタートし、それが成長しながら、徐々に定着していきます。
成長は物事が発展して大きくなっていくことですから、例えば
物価の高騰がますます拡大していく
食糧難が加速する
など、良くも悪くも新たに始まった流れが、大きく広がっていくときなのです。
成長と言っても必ずしも嬉しいこと、ありがたいこととは言えません。
そして、火の五行で達成、完成となります。
ここで物事がピークを迎える。
いくところまでいくとやがて動きは止まるものですが、火のときに頂点に達することになります。
火は熱を加えて、別のものに変化させる、進化させる、別のものに形を変えさせるという働きがあります。
人も生活も、2026年頃には完全に変わっている、ということになりますね。
十二支でも流れを見てみましょう。
寅卯辰巳午と流れていきますから、木から火への流れです。
季節で言うと、寅は春で、春から真夏の午へ向かっていっています。
干も支も何か頂上を目指して、この5年間じわじわとのぼっていく、ピークは2026年というのが見えてきます。
2022年・壬寅はこんな年
具体的に一年ごとの流れも見ていきましょう。
2022年は壬寅の年です。
壬寅という干支は、例えるなら雪解けの水です。
勢いがあって、氾濫する水のように変化も多くなります。
混乱が起こったり、無理やり押し流されるような年と言えます。
水は始まり、新しいスタートですが、寅も伸びる、一斉に芽を出すなどの意味があります。
非常にスピード感のある十二支です。
止まるか進むかで言ったら今年は、確実に大きな変化がある年。
若々しいエネルギッシュさもあります。
色々問題はあるけれど、止まっているわけにはいかない!!
と言わんばかりに、目まぐるしく現状が変わっていくでしょう。
壬には、はらむという妊娠の妊と同じ意味があります。
今年新しく誕生するルールやもの、新リーダーの誕生なども考えられます。
寅にさんずいをつけると演じるとなりますが、水は情報、薬、お金、騙すなどの意味もあります。
情報に踊らされて、面倒ごとに巻き込まれる、言葉巧みに騙される。
危ない薬やお金などに手を出してしまう、など危うさもあります。
流される木にならないよう、何を選び、何をするのか、自分の芯をしっかり持ちましょう。
精神を鍛えることが何よりも大事な年だと思います。
2023年・癸卯はこんな年
続いて、2023年は癸卯の年。
壬の年は増大し、大きく広がっていく大きな波のようなイメージですが、翌年の癸は色々広がりすぎたものを淘汰していくことになります。
癸は三またの矛の象形文字です。
回転する4枚の刃が一巡する様子を表しています。
攻撃的な武器ということですね。
そして、壬と違って四方八方に大きく広がっていく水ではなく、上から下に真っ直ぐに落ちる水、溜まる水です。
癸の年は、広がりすぎたものをまとめ直す、減らしていくような流れになります。
手裏剣のようにスパッととどめをさして、終わりにさせる、足止めされる、強制的に終了せざるを得ないものも出てくるでしょう。
金融や社会経済などのさまざまなシステムを一度すべてリセットして、再構築するというグレートリセットに向けて色々なことが進んでいる
と言われていますが、2023年には社会的に具体的な変化がありそうですね。
癸ははかる、見積もるという意味もありますから、新しい計画が実行される、古いルールが一新されることになりそうです。
新しい燃料の定着など、実験的に試されてきたものが本格的に定着していきそうです。
卯には覆い隠すように茂る、盛んになっていくという意味があります。
新しい計画が実行されそれがどんどん浸透されていくような年と言えます。
2024年・甲辰はこんな年
2024年は甲辰の年です。
ここから、水から木の五行に切り替わります。
甲は真っ直ぐと天を目指して伸びていく性質、辰は震えると同じ意味があります。
雷鳴が轟き、大地が大きく揺れ動く様子を表します。
辰は春と夏の境ですから、これから陽の気がピークになっていく状態。
助走をつけて加速していくような年となります。
そんな甲と辰の組み合わせなので、新しいライフスタイルを受け入れてまた頑張っていこうと活力が溢れています。
木がしっかりと大地に根を張り、上に伸びていくように成長する、止まらずに進展していく年です。
これまでのように規制が多く、外に出られない、自由に活動できないという状態が終わり、殻を破って力強く突き進んでいくような流れになります。
ただ甲辰は異常干支ではありませんが、日居中殺という特殊性があり、ちょっと変わった干支です。
別名、金神様とも言われ、激しさを持っています。
辰は架空の生き物ですから、その辺りから考えてもただ前向きに物事が進んでいくとは考えにくいですね。
驚くような出来事があったり、精神面が不安定になりやすい年です。
忍耐力の強さが試されそうです。
2025年・乙巳はこんな年
2025年は乙巳の年です。
巳は夏の十二支ですから、さらに陽のエネルギー、動のエネルギーが強くなっていきます。
乙は、どんなことがあってもへこたれず、真っ直ぐ上を向いて進むという特徴があります。
雨や風に吹かれても倒れない草花のような感じです。
草花を火で炙るという組み合わせですから、何かの犠牲の上で、解決策が見つかるとか、光が見えてくるようなイメージがあります。
薬草を火で燃やして現状をより良くしていく、政策などが打ち出されるのかもしれません。
乙巳も、前年の甲辰と同じで、日居中殺という特殊性があります。
精神状態が不安定になり、葛藤を抱えているという干支です。
そこからわかるように、この年も穏やかとは言えませんね。
経済が低迷するとスピリチュアルブームが訪れるという法則がありますが、甲辰や乙巳という干支は信仰心や精神面に影響を与える干支です。
物質がなくなると、人は心の安定を求めます。
このあたりで、再びスピリチュアルブームがやってきそうです。
2026年・丙午はこんな年
2026年は丙午の年です。
丙午は六十干支の中でも、一番陽のエネルギーが高まった組み合わせです。
火と火の組み合わせで、真夏の太陽、激しく燃え上がる炎を意味します。
もうこの時点で、2026年に何かガツンとしたことがあるだろうなと予想できますね。
もう何が起きてもおかしくないというような時代になっていますが、この丙午のエネルギーはかなり強烈です。
強すぎる炎は全てを焼き尽くしてしまいます。
なかったことになる、リセットされることになるでしょう。
勢いのある年なので、思いもよらないトラブルが起こったり、突然のアクシデントに見舞われる可能性があります。
でも、不吉な意味ばかりではありません。
燃やされて消えてしまうように、失うものも大きいけれど得るものも大きい。
丙午には、イチかバチかというようなギャンブラーのような性質があり、成功するときと失敗するときの差がとても激しいです。
強い痛みを伴ったとしても、後々、この年の出来事があってよかったと思えるかもしれません。
曖昧なもの、嘘などは全て明るみに出ることになるでしょう。
60年前の丙午の年の歴史を見てみると、黒い霧解散という事件というか出来事が起きていました。
1966年の後半、国会議員の不祥事が相次いでいました。
汚職事件で議員が逮捕されたり、権力を武器にしてお金を不正に使うなど、複数の不祥事が明るみに出たんですね。
政界は黒い霧に覆われているとされ、衆議院は解散することになりました。
「黒い霧解散」とまで言われた年です。
そして中国では、世界にも大きく影響を及ぼした、10年間の文化大革命がこの丙午の年から始まっていました。
丙は太陽で、特に丙午は真夏の眩しい太陽ですから隅々まで照らす働きをします。
あきらかにするという干支です。
普段見えないところまで見えてしまうような年になるでしょう。
ここですっきりさっぱりするものがあります。
この先を生き抜いていくには
ということで、5年間の流れを四柱推命の干支で見てみました。
この流れでみると、落ち着いて過ごせるようになるにはもう少し先のようですね。
こうやってみると、
この先何が起こるの?!
怖い!!
と思うかもしれませんが、
この時代に生きていることに何かしらの意味があると思います。
見届けてやる!くらいの気持ちでいたほうが、今自分が何をしたら良いか見えてきます。
今できることをやって、人と協力できることはして、日々を過ごしていきましょう。


