生月中殺とは
人は皆、生まれる前に自分自身で人生のシナリオを設定してきます。
誰を親にするか、いつ生まれるか、どんな能力を持ちどんな体験をするか、人生の最期はどんな結末にするか?
全て自分で決めてやってきます。
特殊な宿命のひとつに、「宿命天中殺」があります。
宿命天中殺の中でも、生まれた月が天中殺になっている人は、「生月中殺」となります。
天中殺とは、12年おきに誰にでも巡ってくるもので、コントロールの難しい、ブレーキがききにくい乗り物に乗っているような期間のこと。
天中殺は、「戌亥天中殺」「申酉天中殺」「午未天中殺」「辰巳天中殺」「寅卯天中殺」「子丑天中殺」の6つがあります。
生まれつき、どの天中殺を持っているかが、人それぞれ決まっています。
自分がどの天中殺なのかは、生まれた日の干支でわかります。
生月中殺を持っているとどうなる?
天中殺を宿命に持っている人は、人生に天中殺の要素が、組み込まれていることになります。
◆データがないところを自分で開拓していく人生
◆自分が後世に残すデータを作っていく人
◆ある分野で有名になる
◆大きな財を手にする
◆幅広い人脈を持つ(普通は繋がれない人と繋がるなど)
◆多くの人々に影響を与えることをする
こういった可能性を秘めているのが、天中殺持ちの人です。
天中殺持ちの人は、自分と向き合うことの多い人生となるでしょう。
周りが普通にできていることが、自分だけうまくいかない・・・
逆に周りができないことが、自分にはあっさりできてしまう。
そんな、ちょっと変わった一生になる傾向があります。
ドラマチックな体験をしたくてやってきた、チャレンジャーな魂を持っています!!
また、「生月中殺」の人は、家庭運や仕事運が、不安定になる傾向があります。
親が離婚したり、幼い頃から、家庭環境にモヤモヤを感じることが多くなりがち。
住居を転々とするなど、落ち着かないこともあるでしょう。
将来、複数回の結婚で落ち着くなど、安定を保つのが難しくなります。
仕事面に関しても、悩みが多くなるのがこの宿命を持つ人の特徴。
頑張っても空回りしたり、努力が評価されなかったり、職を転々とするなど、苦労が絶えないかもしれません。
でも真面目にルールに従わない方が、生きやすくなります。
その分、ドラマチックな人生になりやすく、良い時は爆発的に上昇できるでしょう。
生月中殺の調べ方
「生月中殺」を持っているかどうかは、命式の月柱を見るとわかります。
こちらは、俳優の高良健吾さんの命式です。
高良健吾さんは、日干支が「乙丑」なので、「戌亥天中殺」の人となります。
高良健吾さんの命式の、月柱をみると「辛亥」なので、「亥の月」生まれということになります。
「戌亥天中殺」の人が、「亥」の月に生まれているため、「生月中殺」を持っている人だとわかります。
では、もう一人例を出してみます。
こちらは、俳優の吉沢亮さんの命式です。
吉沢亮さんは、日干支が「戊午」なので、「子丑天中殺」の人となります。
吉沢亮さんの命式の、月柱をみると「乙丑」なので、「丑の月」生まれということになります。
「子丑天中殺」の人が、「丑」の月に生まれているため、「生月中殺」を持っている人だとわかります。
その他、「生月中殺」を持っている有名人は速水もこみちさん・平山あやさん夫妻、窪田正孝さんがいます。
生月中殺の人の開運法
生月中殺の人は、流年運や大運、1年間に2ヶ月間天中殺が巡ってくる時が、開運期となります。
12年に一度の天中殺の期間は、不安定やイレギュラーな年とされますが、もともと天中殺が宿命に組み込まれている人にとっては、むしろ飛躍期。
もともと、不安定な宿命を持っている人は、運気が荒れ気味の時の方が強いのです。
動乱期にこそ、本領発揮できます。
だから、普段うまくいかないと思っていたことを、天中殺の年にやってみると大逆転できてしまうことも。
生月中殺の人は、天中殺の年や月を飛躍のチャンスと考えてくださいね。
また、生月中殺の人は、同じことを何年も続けていくことには向いていません。
真面目にやろうとすればするほど、評価が落ちてしまうという複雑な運命にあります。
だから自分の感覚を大切に、自由にやってOK。
コロコロ仕事が変わっても、居場所がコロコロ変わっても、大丈夫な人なのです。
例えば、仕事を1年おきに変えてみる。
20代・30代での結婚適齢期と呼ばれる期間よりも、ずっと後で結婚する。
結婚しても、夫婦で一緒に住まない。
などなど、世間一般的には「タブー」と言われるようなことをやってみると開運します。
あえて人がしないことをやる
人と違った道を、意識的に選択する
「普通」は他の人にまかせて、自分にしかできない役目を果たしてください。
真面目に生きようとする方が、歪んでしまう宿命なのだから、思いっきりはみ出て楽しんでしまいましょう!
天中殺持ちの方は、人と自分を比べることが最もナンセンス。
データがないところを自分で開拓していく人生、自分が後世に残すデータを作っていく人です。