四柱推命の大運とは
四柱推命では、運気の流れを大運や、流年運から調べることができます。
大運とは、10年ごとに切り替わる運気のことです。
10年ごとの節目は、立運によって変わるため、人によって違います。
末尾に1がつく年齢で切り替わる人もいれば、末尾に2がつく年齢で切り替わる人もいます。
生年月日によって、立運は変わります。
立運が1の人の場合は、0〜1歳・1歳から11歳・11歳〜21歳・・・のように10年間が区切られます。
大運は誕生日を迎えるタイミングで、切り替わるものです。
四柱推命の流年運とは
大運より、さらに細かい運気の流れがわかるのが、流年運です。
流年運とは、1年ごとの運のこと。
2020年の運勢のように、1年単位で切り替わるものです。
流年運は大運とは違い、毎年立春を境に、全員同じタイミングで切り替わります。
2020年なら、2020年2月4日から2021年2月2日までが1年間となります。
運気の影響力は、流年運より大運の方が強いです。
大運、流年運をバラバラに見るのではなく、「まず大運を見てその内容を踏まえた上で、流年運を見る」という風にすると良いでしょう。
大運の出し方
無料で命式を作成できる、こちらのサイトを使うと簡単に大運を出すことができます。
生年月日を入力し、鑑定ボタンを押すと一番上に「大運(10年ごとの運勢)」が出てきます。
この表を見ながら、運気の流れを調べていきます。
大運を使って運命を知る
大運は、通変星と十二運の部分の星で、運気の流れを知ることができます。
大運の通変星の意味
自立、自己主張がテーマの年です。自分が納得するまでやる、妥協しない。
人と群れるよりも一人の時間を好み、マイペースに過ごします。
キーワードは、頑固・独立・挑戦・努力・自尊心・競争。
人を動かすこと、楽して結果を出すことがテーマの年です。
面倒ごとを嫌い、波風立てずに穏便に済ませようとします。
キーワードは、仲間・自立・浪費・億劫・お人好し・離別。
気持ちが開放的になり、お気楽に過ごすことがテーマの年です。
子供のように好きなことをやって過ごし、自分の楽しみを優先します。
キーワードは、豊かさ・衣食住・円満・子供・怠惰・楽観的。
メンタルのアップダウン・センスがテーマの年です。
傷つきやすく、反発心も増すので孤独な闘争期となります。
キーワードは、センス・芸術・怪我・病気・職人気質・孤独。
愛情、お金、人脈がテーマの年です。
周りが賑やかになり、人から声をかけられやすく愛も広がっていきます。
キーワードは、恋愛・愛情・社交的・お金・商売・人間関係。
結婚、家庭、真面目に働くことがテーマの年です。
コツコツと努力を重ねる時期で、誠実に生きようとします。
キーワードは、結婚・信頼度・保守的・家庭・慎重・節約。
働くこと、闘争心、行動力がテーマの年です。
せっかちになり、スピード重視であちこち動き回ります。
キーワードは、仕事・社会的地位・権力・闘争心・競争・スポーツ。
自分の使命を見つけたり、ポジションを獲得する年です。
無駄を嫌い、計画的に物事を進めていきます。
キーワードは、結婚・家庭・管理・品位・名誉・使命。
好奇心旺盛に冒険していく年です。
人とは違うところに目をつけたり、独自の価値観で変革を起こしていきます。
キーワードは、破壊・創造・放浪・海外・留学・新しい環境。
習得する学びの年です。
冷静に判断することができ、落ち着いて過ごすことができます。
キーワードは、母親・母性・慈悲・援助・知的・文章。
大運の十二運の意味
臨機応変に柔軟に動けるとき。今までの殻を破って新しい自分に生まれ変わる。
人から愛され、手を差し伸べられるとき。可愛がられて、あれこれお膳立てしてもらえる。
マイペースにコツコツと努力していくとき。信頼されやすく頼られる。
感受性が豊かになり、自由に飛び回るとき。反発心が強く人と衝突しやすい。
逆境に強く、猪突猛進になるとき。勢いがあり、前進力抜群。
平和主義で、安定思考になるとき。責任感を持って、自分の役目を果たしていく。
エネルギーは最高潮に達し、パワフルになるとき。人のために力を使ったり、引っ張っていく。
落ち着いて静かに観察するとき。縁の下の力持ちとして、サポートしたり助言する。
夢見がちであれこれ妄想を膨らませるとき。行動力はないけれど、想像力は抜群。
ストップして静かに過ごすとき。カンが鋭くなり、見極める力がアップする。
ストイックに、こだわっていくとき。頑固になり、視界が狭くなる分、一つのことへの集中力がすごい。
非現実的なことを考えたり、あれこれ試していくとき。ひらめきのまま暴走していく。
例えば、この方の41歳〜50歳までの10年間の運気は…
通変星が「正官」で、十二運が「長生」です。
「正官」の意味は、自分の使命を見つけたり、ポジションを獲得する。
無駄を嫌い、計画的に物事を進めていく星です。
そして、「長生」は、マイペースにコツコツと努力していくとき。
信頼されやすく頼られる。
これらをまとめると、マイペースに努力を重ね、自分の使命をみつける期間。
仕事では、自分のポジションを獲得し、プライベートでは結婚したり、家庭をしっかりと守っていく10年間だということがわかります。
大運天中殺(空亡)の調べ方
天中殺とは、12年おきに、誰にでも2年間巡ってくるものです。
天井も底もないので、どこまででも飛躍することができるし、どこまでも転落することもあるという時期。
この天中殺が、大運にある人もいます。
これを、大運天中殺と呼びます。
大運天中殺は、20年間天中殺が続くことになります。
例えば、この方の場合。
「関係」の欄に空亡とありますが、空亡は天中殺の別名なので、大運天中殺を持っている人となります。
31〜40歳の10年間と、41〜50歳までの10年間に天中殺が巡ってくることを意味します。
大運天中殺の過ごし方
大運天中殺があると、かなりチャレンジャーな魂を持った人となります。
天中殺の期間は、
・自分が自分じゃないような感覚になる
・地に足のついていない状態
・現実に起きることの振れ幅が大きい
・思いもよらないところからフィーバー
・イレギュラーなことが起こる
・いつも失敗しないようなことで失敗する、その反面いつもはうまくいかないようなことがあっさりできてしまう
・物事の結果が極端(天か地かみたいな)
・大胆な行動に出やすい
・一か八かの挑戦が功を奏す
・自分探しの期間
のようなことがあります。
これが、大運天中殺の場合は、20年間続くわけですから、苦労も多いでしょう。
思い通りにいかなかったり、周りがうまくいっているのに自分だけ出来ない…と悩むこともあると思います。
でも、その中でいかに人生を楽しめるか?挑戦したくてやってきた人なのです。
大運天中殺をいかすには、最初の5年間が大事とされています。
スタートと共に動いて、挑戦していくことで、天中殺のパワーを、味方につけることができます。
こちらの記事でも書いていますが、
元乃木坂46の西野七瀬さんも、大運天中殺を持っています。
西野七瀬さんの場合は、17歳からの20年間が大運天中殺の期間となります。
そして、知ってか知らずか大運天中殺のスタートとともに、芸能界デビューしているんです。
乃木坂46のメンバーとしてデビューしてからは、芸能界でいっきに有名人に!
アイドルとして人気なだけでなく、モデルをやったり、グループ卒業後も女優として活躍しています。
まさに、大運天中殺のスタートダッシュが成功した例ですね。
流年運の出し方
流年運も大運と同じく、こちらのサイトを使うと簡単に出すことができます。
生年月日を入力し、鑑定ボタンを押して下にスクロールすると、「歳運(1年ごとの運勢)」という表があります。
この表を見ながら、運気の流れを調べていきます。
流年運で運勢を知る
大運と同じで、通変星と十二運の部分の星で、運気の流れを知ることができます。
通変星の意味や十二運の意味は、上記にまとめてある大運と同じです。
注意点は、大運の星を踏まえた上で、流年運を見ること。
大運は、10年間の全体運ですから、その中でもこの1年はどうかな?という考え方で、流年運を見てください。
例えばこの方の場合。
41歳〜50歳までの大きな流れとしては、
「マイペースに努力を重ね、自分の使命をみつける期間。
仕事では、自分のポジションを獲得し、プライベートでは結婚したり、家庭をしっかりと守っていく10年」
ですが、
2020年の運勢を見てみると、「偏官」と「沐浴」の星があります。
キーワードは、仕事・社会的地位・権力・闘争心・競争・スポーツ。
ベースは大運の運気ですが、その中でも2020年はちょっと、じってしていられなくなるということですね。
行動力がアップしたり、負けられない!!という闘争心も強まりそうです。
正官も偏官も仕事の星なので、2020年は自分の役目を仕事で果たすことになるでしょう。
詳しくご自分の運気の流れを知りたい方はメール鑑定をどうぞ↓